● 角ログ
ポロタロの角ログは無垢の材です。接着剤で薄い材を貼り合わせたラミネートログではありません。それは、接着したものを、
日本の寒暖と乾湿の差が激しい環境では、家の寿命という長いスパンで考えたときに、その間にかかる、繰り返し応力での疲
労破壊の可能性があるからです。短期でも、あるメーカーさんの建てられたログハウスで、はがれが生じているのが観測されて
います。それは当たり前といえることです。大変な荷重を支える耐力壁ですから、室内と室外の温度と湿度の差が、ログ材の伸
び縮みによる過酷な疲労破壊応力となってかかるのです。1日の中でも、方角の違いでも発生します。湿度の低い北欧の環境
では湿度の違いによるひずみが起こりにくいので、北欧で普及していても、日本では環境が違いますので、その信頼性は未知
です。このように接着剤で貼り合わせた構造材を「集成材」とよびますが、室内用途の構造材・梁材・軸組み材としては十分な
もので実績があります。それでも接着工程の不具合で問題が出た中欧からの輸入材のケースがあります。でもやっぱり屋外の
耐力壁に使用するには、室温硬化の接着剤で工程管理がどこまでできているのか、弱い力でも繰り返しの疲労破壊はどのよう
に、接着界面でおきるのかなど、いずれにしても現段階では、むくの材がベストと考えます。もっとも短期間でこわす目的の施
設であれば、気にすることはないかもしれません。
そこで、ポロタロは、太い原木から、中心をカットして、2本のログ材をとり、芯を去ることで、大きい芯割れが生じにくい、高品質
の芯カットログを標準仕様に採用しています。また、若干低いコストのための、芯割れ制御をしたCCLログがあります。これは芯
割れがログ壁表面でなく、壁の重なり内部に出るように工夫したものです。およそ85%以上の確率で芯割れは壁面にでません。
寸法は下のとおりです。今年、ポロタロでは、角ログの形状を改良しました。重ね合わせがより深くなって水切りが一層よくなり、
実(さね)はより広くなり、強固なログ壁をつくることができます。他社のものの多くは通常の芯もち材かラミネート材です。なお、
ご希望により、ラミネート材や芯持ち材もご提供いたします。
また、材種はヨーロッパの伝統建築で実績のある強度と耐久性のバランスのとれた欧州あかまつ(レッドウッド)を使用します。
俗にホワイトウッドとも呼ばれるスプルスは、日本の高温高湿での耐腐朽性に難があるので、使用しません。また、北極圏に近
いラップランド地方の樹木(ラップランドパインとかポーラーパイン)は、黒い死に節がおおく、成長の悪い安価な原木ですので、
ポロタロでは使用しません。土台になるログ材は、加工して、防腐会社におくり、加圧含浸防腐処理をした高耐久性土台です。